私の母方の祖父母は 石巻に住んでいます
親戚も石巻や宮城県内に住んでいます
祖父母の家は 海岸からはひと山越えた場所にあり 地震では被害が少しありましたが 津波は来ませんでした
前にも ブログに書きましたが
祖母は当日 市内の病院に行きました(病院は海のそば)
そしていつもより病院が早く終わり 万石浦という港のそばにある妹の家(祖母の)に遊びに行っていました
妹夫婦と一緒に昼ご飯を食べ しばらくしてから一度 帰ろうと席を立ったそうなんですが まぁせっかく来たのだからゆっくりしていったらと言われ 茶飲み話をしていたそうです
そして 帰ろうとした時 地震に遭遇したのでした
地震の揺れは それは すごいものだったそうです
テレビ・電気のかさは落ち カーテンや窓の戸締りなども出来ない状態だったそうです
この揺れでは 絶対に津波が来ると・・・ 家の戸締りなんてしていたら 時間がない・・・とにかく 命の方が大事だと言って
祖母と祖母の姪 祖母の妹夫婦で 揺れがおさまるか おさまらないかのうちに 車に乗って 自宅へと向かう山道を行ったそうです
その時には 遠くの方から ゴォ~っという何とも言えない 聞いた事のないような波の音のようなものを聞いたそうです
家を出るのが少し遅かったら 渋滞に巻き込まれて津波の被害に遭っていたかもしれません
妹夫婦は 二人とも足が悪く 車の運転もしないため 避難所まで 10分以上かかり その避難所も1階は浸水してしまったそうなので 祖母たちが行っていなければ 助からなかったかもしれません
津波の時は 車で逃げてはいけないと言います
祖母たちが助かったのは 本当に偶然だったと思います
私が その話を知ったのは 震災から10日以上たってからの事です
それまでは 連絡が付かず 祖父母の家は 津波は平気だろうとは思っていましたが
万が一 市内に出かけていたりしたら??と ずっと心配でした
それと 海からすぐの祖母の妹夫婦が一番の気がかりでした
電話連絡が付かない時にパソコンで 色んな避難所の名簿(走り書きを携帯で撮ったような物)をくまなく観てまわり 祖母の妹夫婦や親せきの名前が無いか?? 探して回りました
それでも 見つからず・・・
google earthで 被災後の航空写真を観て ショックを受けました
祖母の妹夫婦の家が無いんです
文明の発達とは 時に便利でもあり・・・ さまざまな情報を得る事が出来ます
でも 今回は観たくなかったと思いました
余計に不安になり 心の中で 何度も諦め・・・ でも やっぱり 生きているんではないか??と 何度も考えました
その後 全員 無事だった事が分かり ほっとしたのを覚えています
とっても 長い日々だったことを思い出します
今は 祖母の妹夫婦もアパートを借りて 新しい暮らしを始めています
私の親戚は無事でしたが いまだに行方不明の方も たくさんいるそうですね
早く見つかって 家族のもとへ帰れるといいと思います
震災で亡くなった方のご冥福をお祈りいたします
祖母の妹夫婦の家の対岸にあった サン・ファン・バウティスタ号です
(父撮影)
伊達正宗が作らせた船(サン・ファン号)を 復元したものです
(支倉常長らが乗った船です)
来年 2013年は 慶長遣欧使節出帆から400年だそうです
詳しくはこちら → http://www.santjuan.or.jp/index.html
ブログに 被災の状況や 津波の時の写真 復旧・復興の様子が載っています
今は休館中ですが 復旧して オープンしたら
歴史の好きな方は ぜひ 見学してみてくださいね
この記事へのコメント
みんみん
失ったものは覆いと思いますが、ご親戚の方々がご無事で何よりでした。
きよら
本当によかったですね
ずっと応援しながら生きていきたいです
マシマロ
と思ったのを覚えています。
偶然が重なったんですね。
ちょっとした判断がいい方向へ向かったんですね。
フルール・ハーツ
ご親戚の方々が皆さんご無事で、
本当に良かったですね。
いまだ行方不明の方々が、3千人以上もいらっしゃるとか
一日も早く、ご家族の元に帰れますように
祈るばかりです。
マーシャの乳母や
なので、みるしっぽさんの心配だった気持ちはよくわかります
無事だと分かったとき、ほっとして泣いてしまいましたよ
タフィー104
運がいいとか、悪いととか言いますが、ほんとうに有ると思います
あの時・・って一瞬で違いますよね
本当に運がよくてよかったです
きっと知った時は膝の力が抜けたでしょうね
まだまだ東北は大変ですが、無事であれば!
笑える日がありますよね!
みるしっぽ
コメントありがとうございます
今日はまとめて お返事させていただきます
すみません
本当に 偶然が重なり 助かって良かったと思いました
去年 ブログを書きながら 連絡がつくまで 毎日 不安だった日々を思い出しました
みなさんに 励ましていただき とっても力になりました ありがとうございました
無事だった時には ホッとした反面・・・ たくさんの人が亡くなっている現実に 素直に喜んでいいのだろうか??と思う自分もいました
1年たちましたが 昨日の事のように思い出す時もあります
被災地の皆さんは もっと大変な思いをしているんでしょうね
ずっと忘れず 支援していきたいなと思っています
みるしっぽの彼氏
何だかつい昨日のように思い出されます。
落ち着いたら遊びに行こう!